最近では自分で事業を立ち上げる「個人事業主」が増えています。
また、パソコン一台で仕事をする「フリーランス」という働き方も流行っています。
上記の人たちは「経費」を使うことができます。
そこで次のような疑問はないでしょうか?
「経費に計上できるものって何があるの?どこまで経費で落ちて、どこからダメなの?」
この記事ではそのような疑問をお持ちの方に向けて、
個人事業主またはフリーランスが経費で落とせる物、落とせない物について解説していきます。
この記事を読むことで、節税に関する知識を身につけることができますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
海外フリーランスのマイコ(@PRESS.MAIKO)です。
韓国アイドルにハマり韓国移住を決意。韓国在住3年・韓国現地採用を経験後、現在はヨーロッパを拠点に海外在住のフリーランスとして活動中💡2020年会社設立。
30歳過ぎてから夢をかなえ始めた遅咲きタイプの人間です。何事もはじめることに遅いことはないことを身を以て体験したひとり。
「住む場所に依存にしない働き方」をテーマに自由なライフスタイルを提案しています。
\韓国移住・海外フリーランスを目指す仲間が集うコニュニティ型サロン/
\広告代理店経営中 | インフルエンサー案件やWEB広告運用のご相談はコチラ/
\「海外フリーランス」チャンネル運営中💡チャンネル登録よろしくネ/
そもそも経費とは?
まず経費について解説します。
経費とは、事業を運営するにあたり必要になるお金のことです。
「全くお金をかけずに事業を作ることは不可能なので、その事業を作るために使ったお金は税金の計算には入れないよ。」
とこんな感じでしょうか。
例えば、フリーランスとしてパソコン1台で個人事業をしていても、パソコンを買わなければなりません。
また、カフェで仕事をするならコーヒー代も経費になるでしょう。
経費に計上できる物一覧
ここからは経費に計上できる勘定項目を紹介します。
それが以下の通りです。
- 租税公課:消費税、固定資産税、印紙税、不動産取得税、登録印紙税など
- 荷造運賃:商品発送に必要な段ボールやテープなど
- 水道光熱費:水道や電気の他、ガスや灯油など(家庭と事業で兼用している場合、計算必要)
- 旅費交通費:事業で必要な移動、駐車料金や高速道路料金、宿泊費
- 通信費:事業で使用するスマホ、インターネット、Wi-Fi(家庭と事業で兼用している場合、計算必要)
- 広告宣伝費:広告目的のもの全般
- 接待交際費:取引先との飲食など
- 損害保険料:自動車保険料など
- 修繕費:店の工事やパソコンの修理代など
- 消耗品費:事務用品など10万円以下のもの
- 減価償却費:車、機械、MacBookなど高価な物。分割で経費計上
- 外注工賃:外部委託、アウトソーシング
- 地代家賃:事務所など(家庭と事業で兼用している場合、計算必要)
- 雑費:年会費や手数料など
フリーランスとして活動する方にとっては、地代家賃、水道光熱費、通信費は家庭用と兼用している方も多いことでしょう。
次の項でどうやって経費計算するのか解説していきます。
個人事業主として家事按分の考え方を理解しよう
個人事業主・フリーランスとして自宅をオフィスにしている方は、地代家賃、水道光熱費、通信費等は経費に計上できます。
しかし経費は「事業に必要な費用」という観点から、全て経費に計上することは難しいでしょう。
家賃であれば、仕事として利用している面積の比率で計算したり、通信費であれば、仕事として利用している時間で計算したりします。
これを「家事按分」と言います。
例えば、以下のような感じです。
家賃:月3万円 6畳1R 仕事で利用する面積:3畳 仕事場の面積の割合= 3÷6畳=0.5(50%)(事業用の按分割合) 家賃3万x0.5=1.5万円
上記の例では、月3万円の家賃の半分が経費として計上できることが分かります。
経費に落とせる基準は?
ここまで経費の勘定項目と家事按分について解説しきました。
ここでもう少し詳しく経費についてみていきましょう。
個人事業主、フリーランスが経費として落とせる基準は以下の通りです。
- 事業関連性
- 常識の範囲内
- 自身のための出費ではないこと
それぞれ詳しく解説してきます。
経費の基準1:事業関連性
経費で落とせるかどうかの基準の一つは、冒頭でも言いましたが「事業関連性」です。
そもそも経費とは事業運営をするにあたり必要となる費用のことだからです。
もう少し詳しくいうと、税務署から追求された時に「これは仕事のこの部分にお金を使いました!」と明確に示すことができるものが事業関連性のある経費なのです。
フリーランスで仕事をしていると、接待として取引先と飲みにいくことはあまりないでしょう。
しかし、もしあなたが取引先を接待したときに、
- どのような見込みがあって
- どのような取引先と
- どのような用件で
飲んだのか明確にしておく必要あります。
そうでなければ経費に落とすことはできません。
経費の基準2:常識の範囲内
経費の基準として重要なキーワードが、「常識の範囲」という言葉です。
常識の範囲を超えて経費を使用すると、税務署から指摘されることがあります。
常識の範囲というのは、
「この収入に対して、これだけの経費であれば適正だよね」
と誰もが思う金額のことです。
政治家が出張と言ってほとんど旅行みたいにお金を使って豪遊していたことが度々ニュースになります。
このような経費の使い方は「常識の範囲ではない」ということですね。
常識をわきまえている人であれば、特に気にする必要もないかと思います。
経費の基準3:自身のための出費でないこと
経費の基準の三つ目が「自身のための出費でないこと」です。
具体的には以下のような物です。
- 私的な飲食
- 家族への給料
- 個人的な税金(住民税や所得税など)
- 自身の資産
などです。
これらは経費の「事業を運営するための費用」という概念から外れているため、経費には計上することができません。
ちなみに、書籍代などに関しても「漫画」や「週刊誌」などの事業と全く関係のないものは経費に計上することはできません。
個人事業主は青色申告で節税しよう!
個人事業主、フリーランスは青色申告で確定申告をしましょう。
そうすることで、控除額が増えて節税効果が期待できるからです。
「いきなり青色申告しろって言われても仕組みもやり方も全然わからないよ」
このように思っている人は青色申告について詳しく解説している記事があるのでそちらをご覧ください。
多くの人がめんどくさいと思っている確定申告の作業ですが、会計ソフトのfreeeを使えば簡単にできるって知っていましたか?
面倒な一年分の経費入力もカードや銀行と紐づけておくだけで簡単に自動入力してくれるんですよ。
「もし税理士に頼んだりするとなると、5万〜10万くらいの費用がかかってしまうし、、、かといって自分でやるとなると、複雑な計算や入力が必要でなんかわからない。。。」
そのような方に会計ソフトのfreeeはとてもおすすめです。
ぜひ下記のリンクから利用してみてください!
まとめ
ここまで個人事業主、フリーランスが経費できるもの・できないものについて解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
最後に簡単に上記の内容をまとめておきます。
経費で落とせるかどうかの基準は以下の通りです。
- 事業関連性
- 常識の範囲内
- 自身のための出費ではないこと
また、個人事業主・フリーランスとして自宅をオフィスにしている方は、地代家賃、水道光熱費、通信費等は経費に計上できます。
しかし全額を経費にすることは難しく、仕事として使っているスペース、または時間を軸に計算していきます。
確定申告時に経費の計算をしたりするのは面倒くさいですが、経費を利用することによりかなりの節税をすることができます。
経費に関する知識を身につけて、賢く事業を運営していってください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
興味がある方は下記の記事もご覧ください。
Twitterでも日々情報を発信中💡
海外を飛び回りながら好きなことだけをして生きている私がオーナーを務める「ランサーワールド」🌍✨