会社員からフリーランスに転身したいと思っている方は、次のような疑問をお持ちではないでしょうか？
会社員からフリーランスに転身するんだけど、その時に再就職手当ってもらえるのかな？
もらえるならまとまったお金でフリーランスの準備ができるから欲しい！
結論、会社員からフリーランスになる方でも再就職手当を受給することは可能です。
しかしそのためには色々な条件が存在するため、下記で解説していきます。
この記事でわかることは以下の通りです。
- 再就職手当を受けるための条件
- 再就職手当を受けるための手順
この記事を読めば、再就職手当に関する悩みを解消できるのでぜひ最後まで読んでいってください。
海外フリーランスのマイコ(＠PRESS.MAIKO)です。
韓国アイドルにハマり韓国移住を決意。韓国在住3年・韓国現地採用を経験後、現在はヨーロッパを拠点に海外在住のフリーランスとして活動中💡2020年会社設立。
30歳過ぎてから夢をかなえ始めた遅咲きタイプの人間です。何事もはじめることに遅いことはないことを身を以て体験したひとり。
「住む場所に依存にしない働き方」をテーマに自由なライフスタイルを提案しています。
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そもそも再就職手当って何？
本題に入る前に、再就職手当の意味について解説します。
再就職手当とは、失業保険金給付期間内に次の就職先が早期に決定した場合に支払われる手当です。
この制度がある理由は、ハローワークが「早く安定した職に就いてもらいたい」と考えているからです。
もう少しはっきり言ってしまえば、「早く安定した職に就いてもらい、失業保険金をなるべく支払わないようにしたい」という意図があるのです。
また再就職に向けて、引っ越しなどの諸費用がかかる可能性もあるので、その代金を補填するために活用してほしいという意図もあります。
フリーランスが再就職手当を受給するための条件
繰り返しになりますが、フリーランスになる場合でも再就職手当は受給することができます。
再就職手当を受給するための条件は以下の通りです。
- 就職日の前日までの失業の認定を受けた後の基本手当の支給残日数が、所定給付日数の３分の１以上あること。
- １年を超えて勤務することが確実であると認められること
- 待期満了後の就職であること
- 離職理由による給付制限を受けた場合は、待期満了後１か月間については、ハローワークまたは許可・届け出のある職業紹介事業者の紹介により就職したものであること
- 離職前の事業主に再び雇用されたものでないこと（資本・資金・人事・取引等の状況からみて、離職前の事業主と密接な関係にある事業主も含みます。）
- 就職日前３年以内の就職について、再就職手当または常用就職支度手当の支給を受けていないこと
- 受給資格決定（求職申し込み）前から採用が内定していた事業主に雇用されたものでないこと
- 原則、雇用保険の被保険者資格を取得する要件を満たす条件での雇用であること
引用：Q＆A～労働者の皆様へ（基本手当、再就職手当）～ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000139508.html
フリーランスが再就職手当を受給するまでのステップ
フリーランスになる人が再就職手当を受給するまでのステップは以下の通りです。
- 離職届を準備
- ハローワークで求職手続き
- 待機期間
- 開業届を出す旨をハローワークへ伝える
- 再就職手当を申請
それぞれ詳しく解説していきます。
再就職手当受給までのステップ1：離職票を準備
まずは会社に離職する旨を伝え、離職票を準備してもらいましょう。
離職票がなければ、再就職手当どころか失業保険金も受け取ることができせん。
離職票が受け取れる時期は、会社によって異なるため事前に会社に確認をしておきましょう。
再就職手当受給までのステップ2：ハローワークでの求職手続き
離職票を準備したら、ハローワークで求職手続きを行いましょう。
求職手続きをしなければ、再就職手当を受給することができません。
早ければ早いほど良いので、離職票が準備できた段階ですぐに行くのが良いでしょう。
準備するものは以下の通りです。
- 離職票
- マイナンバーカード
- 身分証
- 証明写真
- 印鑑
- 通帳
再就職手当受給までのステップ3：待機期間
ハローワークで手続きをした後は、7日間の待機期間を過ごします。
この期間中に働くことがないよう注意しましょう。
フリーランスになる予定であれば、開業の準備期間に当てましょう。
ちなみに再就職手当を受給するためには、1ヶ月間の就職活動証明が必要になります。
フリーランスになる方が実際に就職活動をする必要はありませんが、この1ヶ月も待機期間と考え、開業の準備を進めましょう。
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再就職手当受給までのステップ4：開業届を出す旨をハローワークに伝える
待機期間が終了したら、開業届を出す旨をハローワークに伝えましょう。
きちんと申請すれば、フリーランスであっても就職したとみなされます。
逆に届出を出さなければ、就職したと見なされませんので、忘れずに開業届を出すようにしましょう。
再就職手当受給までのステップ5：再就職手当を申請
開業届を出す旨をハローワークに伝え、実際に開業届を出したら、ハローワークで再就職手当の申請を行いましょう。
その際「再就職手当支給申請書」「雇用保険受給資格者証」の提出も必要なので準備しておきましょう。
また実際に申請する前に、上の項で述べた再就職手当受給資格に自分が該当するか確認しておきましょう。
ハローワークに行ったら申請できませんでした、では時間がもったいないですよね。
再就職手当受給に関する注意点
ここまで、フリーランスになる方がどうやって再就職手当を受給するのか解説してきました。
ここからは、フリーランスの方が再就職手当を受給する上での注意点について解説していきます。
それが以下の通りです。
- 失業保険の受給前に開業届を提出しない
- 待機期間中は働いてはいけない
それぞれ詳しく解説していきます。
再就職手当の注意点1：失業保険の受給前に開業届を提出しない
フリーランスになる方は、失業保険の受給前に開業届を提出してはいけません。
失業保険の受給前に開業届を提出することで、「失業」の状態ではなくなるためです。
失業保険は文字通り、失業した人がスムーズに次の仕事を見つけるために支援する保険のことです。
なので開業届を提出するタイミングは必ず失業保険を受け取ってから行いましょう。
再就職手当の注意点2：待機期間は働いてはいけない
会社を辞めてハローワークに離職票を提出したら、意外と忘れてしまうのが「求職申し込み後の7日間の待機期間中は働いてはいけない」ということです。
これはアルバイトで働こうが、フリーランスで働こうが同様です。
もしこの規則を破って働いたことがバレてしまうと、受給資格の取り消しや最悪それまでに受け取った給付金の2倍を納付しなければならない事態にもなります。
自分の待機期間はいつまでなのか、しっかりと把握するようにしましょう。
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まとめ
ここまで、フリーランスが再就職手当を受け取るための手順と注意点について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか？
最後に簡単に上記の内容をまとめておきます。
再就職手当を受け取るためのステップは以下の通りです。
- 離職届を準備
- ハローワークで求職手続き
- 待機期間
- 開業届を出す旨をハローワークへ伝える
- 再就職手当を申請
また、再就職手当を受給するための注意点があります。
- 失業保険の受給前に開業届を提出しない
- 待機期間中は働いてはいけない
再就職手当は、これからフリーランスになる方にとってとても大きな援助になるでしょう。
確実にもらえるよう、しっかりと手順を理解して間違いがないよう申請しましょう。
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