韓国から物を仕入れる前に知っておきたい基礎知識のひとつとして「関税」があります。
ちゃんと理解しないまま仕入れを始めてしまうと、急に請求がきて驚いてしまったり、払い忘れて脱税になってしまったりするかもしれません。
そんなことが起こる前に、関税についてしっかり知っておきたいですよね。
関税という単語は聞いたことあるけど、実際にはどういった税金なの?
仕入れをするときにどんな関係があるんだろう?
絶対払わなきゃいけない税金かな?
いくらぐらい払うものなの?
この記事ではそんな皆さんの疑問を解決します。
仕入れを始める前に不安を抱えているみなさんは、この記事を読んで疑問をすっきりさせましょう。
海外フリーランスのマイコ(@PRESS.MAIKO)です。
韓国アイドルにハマり韓国移住を決意。韓国在住3年・韓国現地採用を経験後、現在はヨーロッパを拠点に海外在住のフリーランスとして活動中💡2020年会社設立。
30歳過ぎてから夢をかなえ始めた遅咲きタイプの人間です。何事もはじめることに遅いことはないことを身を以て体験したひとり。
「住む場所に依存にしない働き方」をテーマに自由なライフスタイルを提案しています。
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関税とは?
「関税」は外国から輸入する品物に対して課される税のことをいいます。
これは、ビジネスのためでも個人的に利用するためでも関係なく、海外から品物を輸入する時には必ずかかる税金です。
では、関税とは輸出側と輸入側のどちらが払うのでしょうか。気になりますよね。
関税は、一般的に「輸入する側」が支払いをする税金です。
ただし、「一般的」といったように「輸出する側」が支払う場合もあります。
ただ、この記事を読んでくれている皆さんは基本的に「輸入する側」だと思うので、関税を支払う必要があるんだと思ってくださいね。
そして「関税」と一言にいっても、輸入する金額や品物によって税率が変化し、税金の金額が変わってきます。
せどりをする場合には費用を確認するためにも、どんな時にどのくらいの関税がかかるのか、仕入れを始める前にしっかり確認しておきたいですよね。
次からは、どんな時に関税がかかるのかを詳しく解説していきます。
韓国からの仕入れはどんな時に関税がかかる?
ここでは韓国から物を仕入れるとき、どんな場合に関税がかかるのかを解説します。
まず、仕入れには「個人輸入(個人利用)」と「一般輸入(商業利用)」の2種類があります。
個人輸入は個人で利用するために品物を仕入れることで、一般輸入は商業目的で品物を仕入れることを言いますが、どちらの場合でも関税がかかるため仕入れには注意が必要です。
関税がかかるのは下記のようなケースです。
- 免税金額を超えて輸入する場合
- 必ず関税がかかる品物を仕入れる場合
免税金額を超えて輸入する場合
海外から品物を輸入するときは、先に説明したとおり関税がかかる仕組みになっています。
しかし、免税金額というものが設定されているため、一定の金額以下であれば関税がかかることはありません。
ただし、免税金額を超えて輸入する場合には関税がかかるようになっており、ビジネスのため仕入れをする場合には免税金額を超えてしまい関税がかかることがほとんどです。
必ず関税がかかる品物を仕入れる場合
実は輸入の方法や金額に関わらず、仕入れるだけで必ず関税がかかってしまう品物があります。
それは次のような品物です。
- 革製品(かばん・手袋・靴など)
- ニットなどの編み物系衣類
- スキー靴
上記のような品物を海外から仕入れるときは、どんなに安く仕入れても関税がかかってしまいます。
「気づいていなかったけど、実は革が使われていた品物だった」なんてことが起こらないように、仕入れの際はしっかりチェックすることが大切ですね。
韓国から仕入れる時の関税手続きについて
では、関税はどうやって手続きを行うのでしょうか。
ここでは、関税手続きについて簡単に解説します。
直接海外で仕入れて持ち込む場合
海外に行ったり、海外から帰ってくる時に「税関」という場所を見たことはありませんか?
また、各国に入国する前に輸入申告書というものを記入したことはないでしょうか。
これが、直接仕入れて持ち込む場合の手続きに関わってきます。
韓国から仕入れて持ち込む場合には、日本入国時に手続きが必要です。
手続き方法は下記のとおりです。
- 必要書類を記入
- 税関に持って行く
- 関税を支払う
なお、持ち込むものによって、必要書類が異なります。
- 携帯品 → 携帯品・別送品申告書×1枚
- 別送品 → 携帯品・別送品申告書×2枚
- 100万円を超える現金や小切手など → 支払い手段等の携帯輸出・輸入申告書
関税の支払いは、スマートフォン決済アプリを使用したり、クレジットカードを使用したりすることができます。
空港によって利用できる方法が異なりますので、事前によく確認しておきましょう。
インターネットサイトで仕入れる場合
インターネットサイトで仕入れをした場合には、持ち込みのように税関を通ることがないですよね。
その場合は、通知がきて支払いをするという手続きになります。
関税の支払い方法は様々ですが、一般的には下記のような方法があります。
- 通知を受けて、通関業者に依頼して支払う
- 通知を受けて、税関にて支払う
通関業者に依頼する場合には別途手数料などがかかることが多いため、どの業者に依頼するかよく調べてから依頼をするのがおすすめです。
また、一言に「通知を受けて」といっても、利用する輸入方法が国際宅配便なのか、国際郵便なのかなどによっても、通知の方法が異なります。
税関のホームページに様々なケースの手続き方法が記載されているため、こちらも併せて確認してみてくださいね。
また、いくら関税がかかるのか把握したいですよね。
関税金額の計算方法は下記のとおりです。
一般輸入(商業輸入)→課税対象となる金額(輸入にかかる費用の総額)× 関税率 = 関税額
輸入にかかる費用の総額には、品物の価格に送料や保険料も含まれます。
なお、関税率は仕入れ先の国によって異なるため、仕入れる国を変更するときには毎回確認するようにしましょう。
>>ネットショップの商材を韓国から仕入れる方法7選【開業したい人必見】
>>【おすすめ】流行りの韓国仕入れサイト8選!お得に仕入れるには?
韓国からの仕入れで関税がかからないケースもある?
一言で韓国からの仕入れといっても、実は関税がかからないケースもあるんです。
そんなお得なケースがあるのであれば、ぜひ知っておきたいですよね。
関税がかからないケースは下記のとおりです。
- 国内発送される
- 課税金額が規定以下である
国内発送される
これまでに解説してきたとおり、関税がかかるのは海外から物を輸入した場合です。
しかし、海外の品物を仕入れるとしても、海外から発送されず国内発送の品物には関税がかかりません。
どうしても関税をかけずに韓国の品物を仕入れたいと考える人は、日本国内から発送してくれる仕入れサイトを利用するのも一つの方法です。
課税金額が規定以下である
先ほども少しお話ししましたが、課税金額には免税措置という決まりがあり、免税金額が決まっています。
免税金額の範囲内で仕入れをすれば、関税を支払わず輸入をすることができます。
免税金額は個人輸入(個人利用)と一般輸入(商業輸入)で異なり、下記のとおりです。
- 個人輸入(個人利用)の場合→16,666円
- 一般輸入(商業輸入)の場合→10,000円
免税対象外の品物でなければ、上記の金額以下の仕入れは関税を支払う必要がありません。
関税を負担してくれるサイトから仕入れる
関税を負担してくれるサイトから仕入れれば、関税の支払い手続きをすることが不要です。
とはいっても手続きが不要なだけで、購入金額に関税も含まれている可能性が高いため、逆に仕入れ金額が高くなっているかもしれません。
ただ、手続きが面倒だという人は、関税負担をしてくれるサイトからの仕入れを検討するのもおすすめです。
関税を負担してくれるか、自分が負担しなければいけないのかはサイトのホームページなどに書いてあることが多いため、事前にしっかり確認しておきましょう。
まとめ
今回は関税について解説しました。
最後に今まで述べたことを簡単にまとめておきます。
韓国仕入れで関税がかかるケースは下記のとおりです。
- 免税金額を超えて輸入する場合
- 必ず関税がかかる品物を仕入れる場合
そして、関税がかからないケースは下記の2つ。
- 国内発送される
- 課税金額が規定以下である
- 関税を負担してくれるサイトから仕入れる
また、関税の手続きは、「直接持ち込む」か「インターネットサイトから仕入れるか」で異なることもお伝えしました。
この記事を読み終わったみなさんは、関税についてしっかり理解できたはず。
関税について知ったところで、さっそく韓国から品物を仕入れてみましょう。
関税については、税関のホームページでも詳しく知ることができます。
気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
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