「せどり」とは、初めての方でも気軽に始められるビジネスのひとつ。
近年、働き方改革の推進やコロナ禍によって、今後の収入の不安を感じている方が増えてきました。
そのため、副業に関心を持ち始める方も多く、副業ビジネスのひとつとして注目されているのが「せどり」です。
この記事を読んでいるあなたも、副業を探している中で「せどり」にたどり着いたのではないでしょうか?
「せどりっていったいどんなビジネスなの?」
「初心者でも本当に簡単に始められる?」
「どんなことに気を付ければいい?」
などの疑問を、この記事では分かりやすく解説していきますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
せどりとは?
せどりとは、流通している商品を安く仕入れて、手数料としての利益をのせて販売するビジネスのことをいいます。
元々は値打ちのある本をみつけて、古本屋さんに交渉・販売する人のことを、「せどり屋」と呼んでいたことが語源と言われていますが、諸説あり実際の由来は分からないようです。
定価で仕入れた希少価値の高いものを、高値で販売する「転売」とは少し違いますので、その違いを理解してせどりを行うようにしましょう。
せどりは仕入れ方や商品によって様々ありますので、その種類ついて解説していきます。
店舗せどり
店舗せどりとは、実際に店舗に行って商品を仕入れて販売するせどりのことです。
自分で店舗を回るので、時間を取られたり交通費分の経費がかかるというデメリットはあります。
しかし、実際に商品を手に取り見定めることができますし、ネットよりも安価で手に入ることも少なくはありません。
電脳せどり
電脳せどりとは、インターネット上にあるECサイトから仕入れて販売するせどりのことです。
ネット上でしか商品を確認できませんが、パソコンやスマホがあればどこからでも仕入れることができるので、すき間時間で始められる手軽さがあり、まさに副業向きと言えるでしょう。
新品せどり
新品せどりとは、新品の商品を仕入れて販売するせどりのことです。商品の状態が良く、梱包も楽なので初心者が始めやすい方法になります。大型小売店やECサイトから仕入れるのが一般的です。
中古せどり
中古せどりとは、中古の商品を仕入れて販売するせどりのことです。中古品は安く仕入れることができるので、比較的利益が出やすいというメリットがあります。ただし、中古せどりを行うには、「古物商許可証」の申請が必要となりますので注意しましょう。
>>せどりと転売の違い!完全比較 ▷安全にせどりで儲けるための注意点
せどりを始めるメリットとは?
せどりを始めるといったいどんなメリットがあるのでしょうか?
そこには初心者が始めたくなる理由があるようです。せどりが選ばれる理由について詳しく解説していきます。
- 初期費用がかからない
- アプリで手軽に始められる
- 短期間で成果を実感しやすい
- 私生活でもお得に
初期費用がかからない
せどりを始めるときは、何かを買い揃えたり店舗を持つ必要がなく、ほぼ初期費用はかかりません。
またせどりには資格取得の必要もないので、やりたいと思った時にすぐ始めることができます。
その利点からも、初心者が気軽に始められる副業として人気が高いのかもしれません。
アプリで手軽に始められる
今はメルカリやヤフオクなど、誰でも手軽に始められるせどりアプリがたくさんあります。
せどりアプリを駆使すれば、その時の人気商品やランキング、最安値などの情報をすぐに手に入れることが出来るのです。
つまり、いつ始めても先に始めた人より高い収入を獲得できるチャンスがあります。
↓アプリについてはこちらでも詳しくご紹介しています。
>>稼げるせどりアプリおすすめ10選!選び方のポイントも徹底解説!
短期間で成果を実感しやすい
せどり以外にもいろんなネットビジネスがありますが、そのほとんどが少額の収益が出るまでに半年から一年以上かかると言われています。
一方せどりは、少額であれば数日で、数十万単位の収益であればわずか3ヶ月程度で結果を出せることもあるのです。
すぐに結果が出せることで、モチベーションを保ちやすいのかもしれません。
私生活でもお得に
せどりを行うために、常にアンテナを張っているので、お得な情報を受け取りやすくなります。
そのため、私生活に必要なモノを安く買うことも可能です。
また、せどりの仕入れはクレジットカードを使うことが多いので、ポイントをたくさん貯めることもできます。
せどりのデメリットも知っておこう
せどりのメリットだけを見るととても魅力的ですが、もちろんデメリットもあります。
後で失敗しないためにもせどりを始める前にデメリットもチェックしておきましょう。
- 在庫管理が必要
- 手軽だからこそライバルも多い
在庫管理が必要
せどりで一番気を付けなければいけないのが在庫管理です。
リサーチが甘かったり、多く見積もり過ぎてしまうと在庫をたくさん抱えてしまうことになります。
不安な方は、無在庫で出来るせどりや、AmazonのFBAなどをうまく利用してみるのもいいでしょう。
手軽だからこそライバルも多い
せどりは手軽に始められるからこそ、その分ライバルがたくさんいます。
価格競争が激しいので常にチェックし行動する必要があるのです。
収益を安定させるためには、地道に続けていくことが大切になります。
初心者でも分かりやすいせどりの始め方
せどりの流れは比較的シンプルで分かりやすいことから、初心者でも簡単に始めることが出来ます。
その一連の流れや、主な仕入れ先・販売先などもチェックしておきましょう。
- まずは商品リサーチから
- リサーチした商品を仕入れる
- 商品を販売しよう
まずは商品リサーチから
せどりは商品リサーチがとにかく大事です。リサーチをしっかりと行うことで、在庫を抱え過ぎることを防いだり、ライバルに勝つことが出来ます。
たとえば、人気のアイドルが着用したTシャツや帽子などは、すぐに売り切れてしまうので、いち早く入手し販売できるように行動すると良いでしょう。
せどりは自分の感覚ではなく、世の中の動きや売れてる商品についての情報を、しっかり収集することが重要になってきます。
リサーチした商品を仕入れる
商品リサーチが出来たら次は仕入れです。せどりは仕入れ先次第で利益が大きく変わるので、こちらも念入りにリサーチする必要があります。
ネットショップは安いイメージがありますが、もし店舗で確認が出来るなら、実際に行って価格を比べてみることも大事です。
ここでは、せどりにおすすめの仕入れ先について詳しく解説していきます。
実店舗で仕入れる場合
店舗せどりで実際に仕入れるなら、主に次の3つが主流になります。
- 家電量販店(ヤマダ電機・ヨドバシカメラなど)
- ディスカウントストア(ドン・キホーテ・コストコなど)
- リサイクルショップ(BOOKOFF・セカンドストリートなど)
店舗せどりでは基本的に、大規模小売店の中から絞り込んで選ぶことがおすすめです。ほとんどの商品が揃っているので、たくさんお店を回る手間が省けます。
ポイントカードのある店舗であれば、ポイントでさらにお得に仕入れることが出来るので作っておきましょう。また、全国的に店舗数が少ないお店が近くにある場合は、ライバルが少ないのでかなり狙い目です。
ネットで仕入れる場合
電脳せどりでは主に次の4つがあります。
- ECサイト(楽天やYahoo!ショッピングなど)
- フリマサイト(メルカリやラクマなど)
- オークションサイト(ヤフオク!やモバオクなど)
- 海外サイト(Amazonやe-Bayなど)
店舗せどりと違いわざわざ足を運ぶ必要がなく、インターネットの中で仕入れることができるので、大型店舗が近くにない方はとくに電脳せどりはおすすめです。
ただし、たくさんのサイトがあり、価格の幅も広いため念入りな比較が重要となります。 空き時間を利用してしっかりチェックしておきましょう。
↓おすすめ仕入れサイトはこちら!
>>ネッシー(NETSEA)で本当に稼げる?せどりにおけるネッシーの活用方法を徹底解説!
>>グッズステーションで稼ごう!評判から仕入れ手順まで徹底解説
↓韓国仕入れにおすすめなサイトはこちら!
>>【おすすめ】流行りの韓国仕入れサイト8選!お得に仕入れるには?
商品を販売しよう
商品を仕入れたら販売サイトに商品を登録をしましょう。販売サイトの場合は、利用者数が多いサイトを選ぶのがコツです。
- Amazon
- メルカリ
- BUYMA
販売サイトにはそれぞれ特色があるので、自分がせどりしたいものと合っているのかを見極めて出品することが重要です。
また、せどりをするうえでコストを抑えることはとても大事なので、サイトによってかかる手数料についても理解しておく必要があります。
せどりを始める際の注意点とは
せどりの流れもわかったので早速始めたいところですが、始めるにあたって注意しておく点についても解説しておきます。
せどりの内容によっては必要な知識なので、しっかり押さえておきましょう。
許可証の必要性について
中古せどりをする際に重要なのが「古物商許可証」です。
盗品などの取引が行われることを防ぐために必要な申請で、管轄の警察署で行うことになります。もし申請をせずに中古品の売買を行うと、違反金を支払わなければならなくなることも。
他人からの頂き物や、私物の不用品を売るだけでしたら問題はありませんが、安全にせどりをするためにも申請をおすすめします。
出品できないものもある
せどりはほとんどの商品が取引可能ですが、出品してはいけないものも中にはあります。
何年か前に問題になったチケットせどりもそのひとつですが、現在は法的に禁止となったため、定価以上の値を付けることはできません。また偽ブランド品は詐欺罪に問われたり、お酒やタバコは販売権が必要なので、売買を行うことは禁止されています。
社会の流れによって制限されるものも変化していますので、せどりを始める前にチェックしておきましょう。
所得によっては確定申告が必要
せどりでそれなりの収益が発生するようになると、確定申告が必要になります。
副業ですと、年間所得20万円を超える場合が対象になります。せどりをする際にかかった費用は、所得ではなく経費として処理できます。
例えば
- 商品の仕入れ代金
- リサーチや仕入れの際の交通費
- 梱包代や郵送代
- 各サイトへの手数料など
ただ経費として計上するためには、領収書が必要ですので、きちんと保管しておきましょう。
>>【青色申告or白色申告】個人事業主がやるべき確定申告方法を簡単解説!
まとめ
ここまで「せどり」について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
今はいろんな働き方を個人が選べる時代になりました。
気軽に始められる「せどり」は、今後さらに注目されるビジネスとして進化していくでしょう。
副業の選択肢のひとつとして、ぜひ学んでみてはいかがでしょうか?
せどりについては以下の記事でも詳しく解説しています。是非あわせてチェックしてみてください↓
>>せどりと転売の違い!完全比較 ▷安全にせどりで儲けるための注意点